ストローとして使うお菓子、ティムタム
輸入食品屋さんは心がときめく。
見たことない食べ物やお菓子が所狭しと並んでいて、
そのどれもが日本では考えられないような内容やパッケージ。
どこがとは言えない外国らしさ。鳥か?
その中でも今回猛烈に惹かれたのがこれ。
オーストラリアのお菓子、ティムタムだ。
・食べ方が面白い
開けたらこんな感じ。
パッケージも中身も一見普通のお菓子。
それの何に惹かれたかというと、食べ方だ。
これをストローとして使って、その後食べるというのだ。
これ、ストローな。
ストローにせずに一個試しに食べてみたら、ざっくざくのビスケットでなめらかな
チョコクリームをサンドしてチョコでコーティングした物。外国のお菓子に
よくある、どこまでも追いかけてくるような甘みはあるが、美味しかった。
一番近い感じで言うとオレオを甘くしてチョココーティングした感じだろうか。
それを普通に食べるのではなく、ストローにした後食べる。よく分からないので、
実際にやってみる。
・ストローとしては使いづらい。
ストローにするときはこうやって両端をかじる。
ストローにするためには周りのチョココーティングが邪魔になるので
一部かじる。かじったからといって中はビスケットとチョコクリームが
詰まっているのだが、出来るのだろうか。
部屋が汚いのと、リモコン操作がもろバレなことをお詫びいたします。
ストローとして飲むのはミルクがいいと書いてあったので牛乳を用意。
普通のグラスでは飲みにくいかなと思い皿に注いだ。
さて飲んでみる。飲みづらい。ストローとしては異様な短さ。
どうしても無様な感じになるのだが、オーストラリアのおやつタイムは
みんなテーブルに突っ伏してるんだろうか。
・ストロー後のティムタム美味い。
飲んだ後のティムタム
なんとか飲み口を付けて吸ってみたらキュッとミルクが入ってきた。
おぉ!案外イケるな。と思ったが、すぐにビスケットが湿って、
それ以上吸い上げる事が出来なくなった。
これでいいのだろうか?と思いながらティムタムを食べてみる。
噛んだ瞬間からさっきとは全く違う。ザクザクしていたビスケットが牛乳を
含み、しっとりとしてチョコレートとよくなじむ。浸したレベルではなかなか
到達できない浸透っぷり。中をミルクが駆け巡った結果だ。
ふわっふわでとろっとろ、同じお菓子とは思えない変化。うん、おいしい。これは面白い。
・ホットミルクだと更に劇的な変化が。
メガネかけ忘れてたことに気付きました。そしてピントはあってません。
お菓子をストローにするっていう発想だけで面白いのにちゃんとおいしくなる所が
凄い。更には、温かいものでやるのもいいらしい。ミルクを温めて再度挑戦。
見ただけでわかるとろーん具合
ホットミルクをさっきのように吸う。すると口にホットミルクが入ってきた
時点で劇的な変化。持ってられないくらいにティムタムが柔らかくなった。
とろっとろ。
さっきとは違い、表面のチョコレートも溶けてとろっとろ。
ビスケットも全く固さがなくなって、ふんにゃふにゃだ。
・もう違う食べ物になりました。
もうこれ、ケーキ。
手で食べるのが難しいくらいの状況になったのでスプーンで食べる。
スプーンでもあっさりと切れて、ホットミルクの熱で外のチョコレートはもちろん
中のクリームも溶けだしている。
温度がもたらす魔法。口に入れた瞬間全てが溶けて、混ざる。
ビスケットが、クリームが、コーティングのチョコが。ではなく、ティムタムとして、
一個の存在になっている。小さな小さな温かいケーキ。それが一番近い食べ物。
食べ方の物珍しさで買ったが凄いぞティムタム!他にもストローとして
使えそうな食品はないかと考えたけれども、これほどまでにストローとして
使ってプラスに働く食品はないと思う。凄いぞティムタム(二回目)!
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