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2010年3月 1日 (月)

カミロボ展に行って来た。

二月最後の日曜日、カミロボ展に行って来た。

カミロボとはなんぞや

カミロボっていうのは安居智博さんという人が小学二年生頃から39歳の今まで
ずっと作り続けているロボットの事。

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コイツ欲しい。
こういう人形を700体以上も作ってる。へー。で終わりそうだけれども
まだ話は終わりじゃない。安居さんはこの人形で今もガチで遊んでるのだ。

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遊びすぎてボッロボロ。

この人形一体一体に名前があって性格がある。そしてプロレスラーとして
戦っているのだ。なので戦っていく内にロボット間の因縁の関係が出来たり
師弟関係を結んだり、プロレスの興行団体を立ち上げたりつぶしたり。

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多分小学生時代の作品じゃないかな。

 

引退して居酒屋をやっていたり、プロレスラーの頂点に立ったり息子が出来たり。
そんな妄想を繰り広げ、実際に自分の手で操って遊ぶのがカミロボだ。

想いは力だよ

いやー、話だけ聞いたら危ないよね。40手前のおっさんが自分で人形作って
戦わせて遊んでるって。でもこれが凄くかっこいいし、面白い。

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ガンダムの影響がありありと。

なんでかっつーと、もちろんカミロボ自体のクオリティの高さもあるけれども、
やってる人が本当に真剣で、楽しんでいるからだと思う。

だって、楽しくなかったらこんな風になるまで使い込めないっしょ。
楽しんでなくてちょっと見た目綺麗な紙のロボット見せられて
「へへ~、かっこいいでしょ」って言われても何もおもわないっしょ。

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最近の作品のザリガニとかクオリティやばい。でも使い込んでる物の方が
凄みがある。

それが今やカミロボは海外の美術館でも展覧会が開かれるし
高校の美術の教科書にまで載ってるんだと!

人の思いってのは物に宿るし形にも現れる。それが力になるんだね、
人を動かすんだね。と思いました。そんなカミロボの展覧会、カミロボ展に
行って来たお話です。

場違いですか

大阪で初めてカミロボ展が開かれるということで意気揚々とやってきた。
しかもこの日は作者の安居さんが来てトークショーや一緒にカミロボを
作るワークショップまでやるという。そんなん、行くっきゃないじゃん。

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会場からしてかっこいい。

会場に着いた辺りでちょっとした異変に気づく。
何か、子供ばっかりだ。それも小学生低学年位の小さな子供。

場所間違ったかな?と思ったけれども確かにカミロボ展とは書いてある。
妙だなと思いつつもチケットを買おうと大人一枚と売り場の人に伝えると
大人一枚!?と、驚かれる。よく分からないまま中に入って気づいた。
ここ、子供の施設だ。

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子供はわかりやすい方に行きたがる。

会場が大型児童施設ってのは知っていたけれど美術館エリア的な
ところでの展示なのかなと思っていたら子供の遊び場の一部での展示だった。

そりゃ入る時大人一枚って行ったらいぶかしがられる位に子供子供子供。
子供のためのアトラクションみたいなのがいっぱいあって、子供がはしゃぐはしゃぐ。
楽しそうで何よりだが肩身が狭いったら無かったぜ。

トークショーは場違いじゃ無かったぜ!

トークショーまで時間があったので何かして時間をつぶそうと思っても
全部子供向けでおっさんにはどうしようも無い。

上に貼ったようなカミロボの写真を撮ったりして時間をつぶし、トークショーの
時間を迎えた。流石にトークショーならば大人もいっぱい聞きに来るだろ
と思ったら平均年齢9歳くらい。

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トークショーの始まり始まり。

マジか。お呼びじゃないじゃん、ターゲット外じゃん。蚊帳の外の大きなお友達状態。
こうなったら開き直って前向きに話を聞く。

「カミロボのプロレス団体同士でもいざこざがあってコイツらは
コイツらに圧力をかけている」

「カミロボで遊んでるっていうのはちょっと変わってると自覚してて
隠してたんだけど、美大に行ったら、私って変でしょ!僕の方が変わってる!
っていう変自慢みたいなのがあって、変って事が悪い事じゃないんだなと
思えてカミロボとしっかり向き合えた」

などなど、大人が聞いて面白い話がポンポン広がる。もちろん子供はポカーン。
聞けてよかった、面白かった。

やっぱり場違い

ならばと張り切りワークショップも参加しようと申し込みに行く。

僕「カミロボ作りのワークショップってまだ空いていますか?」

お姉さん「はい、空いていますよ」

僕「よかった、じゃあ大人一枚下さい」

お姉さん「え、大人一枚ですか…、少々お待ち下さい」

そういってスタッフ同士で色々相談してる。え、駄目?
更にはどっかに電話までして確認してる。え、そんな一大事!?

お姉さん「すみません、児童施設なので大人の方はちょっと…」

マージかー!!まぁ、だよね。しょうがないよね。

カミロボは遊べ!

しょんぼりしながらカミロボグッズを見る。実際のカミロボと同じ素材、
同じ大きさのカミロボが売っている。これは!と思い、一体購入。

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キャプテンダイヤモンド、1500円。

箱から出すと腕とかかなり自由に動いて触っているだけでかなり楽しい。
こうやって売られているカミロボは実際に作者の人が作って、遊んでいる
カミロボを元に作られている。

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歴史を感じる。

展示の中を探してみたらやっぱりあった。同じ物ではあるんだけれど
使い込まれてボッロボロ。だけどこっちの方がかっこいい。

バスケットでもおろしたてのバスケットシューズより使い込んで馴染んだ
物の方がかっこいいとされている。コレクションとかおしゃれじゃなく
使ってなんぼ、遊んでなんぼ、道具としてのカミロボの価値を見る。

綺麗な入れ物に入れて貰ってるからこのまま飾るのももちろん
良いとは思うけどやっぱりカミロボは遊ばなきゃ。と思わざるを得ない。

起死回生、いい人。

あぁ、良いもん買ったわと満足して帰ろうとした時、さっきのお姉さんが
声をかけてくれた。

お姉さん「もうすぐ開演間近なんですけど席が空いてるそうなので、
ワークショップ参加できるか聞いてみましょうか?」
僕「良いんですか!?是非!」

お姉さん「もう始まるんで席空けておくよりいいだろうって事でいけるそうです!」

僕「おー!ありがとうございます。」

やった!諦めていただけこれは嬉しい。いい人、あの人いい人。

ワークショップ楽しかったです。

ということで何とかワークショップに潜り込めた。
入り口でチケット渡して大人一人です。って言ったらおじいさんに
「あんた凄いな。」って言われたけど気にしないぜ!

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ワークショップセット。簡易カミロボを作ります。

作者の説明を聞きながら簡単に作れるカミロボセットを使って
好きなようにカミロボを作る。

こういうのって楽しいんだけど何を作るか本当に悩むよね。

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作者の安居さんに博士と呼ばれた少年。

で、作ってる内に後ろに座ってた少年と仲良くなったよ。
小学校五年生なのに好きなアニメがキン肉マン。
しかも最近のキン肉マン二世じゃなくてオリジナルのキン肉マン。

自分の作ってるカミロボを「ロビンマスクみたいになってきた」とか
言ってたけどお前いくつだよ。俺でもリアルタイムの世代じゃないぞ。

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ロボットを作る時は四色までに抑えます。って、何者だ。

しかもこの日来るのに前日に自分でカミロボを作って来たという。
「厚紙に設計図引いて針金で留めて作った。三時間位で簡単だったよ」
って凄い器用だな。そんな感じの工作で仕事してる大人を知ってるよ。俺とか。

で、話聞いてたらもうこういうメカ的な物に詳しすぎて話がドンドンわかんなく
なっちゃうの。ガンダムの何とかがどうだとか。ゆとり世代ってこういうの
じゃないよね。俺がゆとりか、これからの日本は明るいよ。

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で、俺が作ったのが女子高生。髪型はカーリング英国代表スキップ、
ミュアヘッドを参考に。

で、僕が作ったカミロボがこれ。別に何も言わなくても色々分かってる。

みんなが作ったカミロボは作者の安居さんが写真を撮ってくれてホームページ
に載せてくれるという。あちゃー、これも写真撮られるのかー。
と思っていたら安居さんがやってきた。

安居さん「あー、女子高生?良く出来てるねー。あれ?あなた前も女子高生
作ってた?」

僕「いえ、ワークショップ自体初めてです」

安居さん「そうですか、すみません。作風とか格好とかが似てたから」

女子高生カミロボを作る奴は大体見た目一緒。かなり危険な気がするな。
でもちゃんと写真を撮って貰いました。そのうちアップされてんのかな。
怖いね。

と、いうわけで楽しかったです、カミロボ展。みんなもしようぜ、カミロボ!!

カミロボHP
http://www.kami-robo.com/

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